ラベンダーオイル
自律神経のバランスを調整する働きがあり、ストレスや怒り、不安や心配を抱えた心を癒し、リラックスさせる効果がある。また、安眠効果があることでも有名で、就寝前にもよく利用されている精油。やけどや虫刺されの最良の治療薬で、強力な抗菌作用もあり、切り傷、ニキビ、皮膚炎などの肌トラブルにも有効です。連鎖球菌や肺炎双球菌、ジフテリア菌、腸チフス菌に対しても殺菌作用がある。また、筋肉をほぐし、神経痛やリュウマチ痛を和らげたり、頭痛、咳、風邪にも有効。

イランイランオイル
エキゾチックな官能的な香り。神経系に対して高揚効果、鎮静効果があり、気分をリラックスさせ、幸福感をもたらす効果が。血圧を降下させる作用により、ストレス性による動悸を鎮め、緊張感からの解放に役立ちます。不安、ストレス、緊張感、恐怖などの負の感情がある時にススメホルモンバランスを整える作用や頭皮の皮脂バランスを調整し、毛髪促進や痛んだ髪のケアにも向いています。男性がもっとも女性らしさを感じる香りのオイルで、催淫剤としても優れている。濃厚な香りなので、控えめに使用すること。

ジャスミンオイル
脳内麻薬と呼ばれるエンファリンや、快感ホルモンと呼ばれるドーパミンの分泌を活性化させる作用があり、自信を取り戻し、多幸感をもたらす効果が。リラックス効果もあり、不安や無気力のときにもおススメです。また、鎮静作用、催淫作用があり、不安や不満を解消したり、インポテンツや冷感症などの性的障害にも有効。子宮の強壮、月経痛、更年期障害を和らげたり、分娩の促進や母乳の分泌を良くする力もあり、マタニティーブルーのときにもおすすめです。妊娠中や集中力が必要な時は使用を控える。

メリッサオイル
レモンに甘い香りを混ぜたような、フローラル調の香り。鎮静、抗うつ作用により、パニック症状、ヒステリー、感情のバランスが乱れて落ち込んでいるときに、気持ちを落ち着かせ、心に活力を与え、明るく前向きな気持ちへと導いてくれます。生理痛の改善とPMSの緩和、また緊張感から来る不眠を改善したり、呼吸や心拍数を安定させてくれます。ストレス性の消化不良や吐き気にも有効です。湿疹やアトピーと言った肌のトラブルを改善し、アレルギーを抑えたり、止血効果や虫刺されにも役立ちます。注意点、妊娠中には利用できません

カモミール・ローマンオイル
青リンゴのような甘い香りで心をリラックスさせる。鎮静作用があり、中枢神経を鎮静する作用が強い。外からの刺激をいったん遮断し、感覚を麻痺させる為、大きなショックや悲しみなどに有効です。頭痛、腹痛、歯痛など、痛み全般を和らげる効果もあります。また、消化不良や下痢、嘔吐など胃腸の不調の改善にも役立ちます。作用が穏やかなので、子供から大人まで年齢を問わず親しまれています。子供の寝つきが悪いときや、かんしゃくを起こしているときににもおススメです。向精神薬や鎮静剤、睡眠剤との併用はお控えください。

フランキンセンスオイル
かすかにレモの香りがある澄んだ香り。「乳香」とも呼ばれている。心と呼吸を落ち着かせる作用があり、不安や緊張、恐怖、パニックなどに有効。肺や鼻、のどの粘膜を鎮静する作用があり、気管支炎や喘息にも有効です。収れん作用や細胞促進作用により、肌を潤し、シワやたるみの改善する効果が期待できます。また、傷ついた肌を回復する効果があり、乾燥肌や老化肌、あかぎれにも有効です。妊娠初期は使用を避けましょう。

ネロリオイル(ビターオレンジ)
ストレスを発散できない時や、心が深く傷ついている時などに、心を落ち着かせて精神を安定させてくれ、リラックス効果で幸福感をもたらしてくれます。ぐっすり眠りに尽きたいときにもおすすめの精油です。ストレスからくる吐き気や緊張性の発汗、口の渇き、食欲不振、胃痛、便秘、下痢など、ストレスによる様々な体の不調の改善に役立ちます。皮膚の新陳代謝を促進する作用と、穏やかな収れん作用があり、シミやそばかす、色素沈着の改善、シワやたるみなどのアンチエイジング、妊娠線の予防にも使用されます。車の運転など集中力を要するときは使用を避けること。

ホホバオイル
用途が幅広いオイルで、どんな肌質にも使えることができ、浸透性が高く、シルクのようになめらかな感触。単品でも使いやすく、マッサージ用のトリートメントオイルとしてや、フェイシャルケアからヘアケアまでと幅広く使えます。
また、安定性と耐温性が高く、長く品質を保てつことから、手作り化粧品の材料などクラフトとしてもよく利用され、精油を稀釈するキャリアーオイルとしても使用されます。
効能面では、皮脂バランスを調整するほか、抗炎症作用があり、ニキビや脂性肌、老化肌に向いており、シワやシミの予防にも有効です。
低温になると固まりますが、常温で品質に問題なく液体に戻ります。